イタリアの高級ナイフブランド 『サラディーニ Saladini』
数々のミシュランガイド星付きレストランで使用され、業界で最も有名なカトラリーブランド「サラディーニ Saladini」500年以上の伝統あるフィレンツェの街スカルペリアの工芸品はイタリアブランドならではの上品かつ長持ちする名品ばかりです。 サラディーニ社製品のクオリティの高さに惚れこみ、輸入販売とともに弊社のイタリアンレストラン「クラシコ・クッチーナ・イタリアーナ」でもステーキナイフ、フォークなどのカトラリー製品を使用致しております。
PRODUCT LIST
SALADINI~サラディーニ~

<歴史>
トスカーナ州フィレンツェ県の街“スカルペリア”は「刃物の街」として知られています。中世1300年代のフィレンツェ共和国時代にスカルペリアは武器を作る役割を担っていました。当時はこの街の目抜き通りを南から北へと商人が行き来し、各地方の技術が交錯して栄えました。サラディーニ家の歴史は1800年代の半ばまで遡ります。ナイフ製造の技術を脈々と受け継いでいたサラディーニ家は常に時代や文化を顕す作品を作り続けていました。現当主であるレオナルドは叔父のマルチェッロのもとで修業を始め、1995年に伝統・技術を受け継ぎつつ、デザイン性を融合させたコレクションを持ち味とする工房を立ち上げました。2002年には建築デザイナーのジャコモ・チェッキを迎え、独創的でスタイリッシュなデザインに磨きがかかります。刃物のマエストロと知られていたマルチェッロ・レンツォ・ベルティの師事でその高度な技術と芸術を学んだジャコモはメタルアーティストであり、刃物職人の名も持つまさに“芸人”です。サラディーニ社はレオナルドとジャコモのコンビによって日々、新しいアイデア、商品を生み出し続けています。(翻訳)

<鍛造>
サラディーニ社の生産は今も昔ながらの鍛冶炉で行われています。鋼鉄への押印(焼き入れ)は硬化する前に行うことで長く、強度を持って保たれます。市場にあふれるものの多くはレーザー彫刻で押印されるため見た目、クオリティがサラディーニ社の製品とは異なります。鉄の選択も重要な仕事で炭素を多く含むものを使用し、生産方法も2つに分かれ、薄く剪断されたものと、鍛冶されたものがあります。剪断タイプは折りたたみナイフやシガーカッターそして食卓用ナイフに使われ、鍛冶タイプは前者に比べると耐久性が高いため、キッチンナイフやコレクションナイフに使われます。硬く強度の高い鍛造は刃だけでなく柄や繫ぎ部にも影響を与えます。押印・研磨された刃は再び焼き入れ、焼き鈍しを行い適度な硬さに仕上げられ“切れるナイフ”になります。冷却は液体窒素(-196℃)によって行われ、鉄の構造上で最高の永久性・安定性を備えることができています。(翻訳)